舞台も、パーティーも楽しいけれど
妻の勤める高齢者の地域福祉施設に、今年の暮れもまたお声掛けをいただいた。 この事業所に妻はもう10年以上勤めているので、年末の忘年会シリーズの際には結構な回数踊らせてもらっている。彼女の話によると、まだ市川奈美さんの元でいわゆるプエルトリカン・オン2を踊っていた頃に Louie Ramírez y Ray de la Paz "Otra noche caliente" だか Tito Nieves "I'll Always Love You" だかを演ったのが最初らしい(それって、今から15年くらい前やん。気が遠くなるくらい昔)。 今回、僕もよく知っているデイサービスの職員さんからお話をいただいて、28日、いつものサルサ "Coleccionista de canciones" を踊った。「自分ち」でのショウ、少しファロワーさんが飛ばし気味だったが、ご好評をいただいたし、僕たちも気持ちよく踊れた。「いやー、いいもの見せていただきました」とおっしゃりながら家路につくおひとりおひとりをお見送りするのは、さながら客席の出口でお客さんを待つ舞台俳優の気分だった。 そのあとは、遅めの昼ごはんを食べた後、しばらく時間をおいてから夜に、横浜市某所の公共施設でペア練習をやった。小さなパフォーマンスだったのに、結構疲れているのに気がつく。小さかろうと何しようと、やはり緊張はしていたのだ。 今年1年、本当に素敵なパーティーやライヴにたくさん出かけた。それは本当にありがたいことだと思う。それはそれとして、1回1回舞台を重ねるごとに、人前で踊ることがいかに自分を高めるかがよくわかる、少なくとも僕にとっては。ショウをやるとなると明らかに練習量が違う。と言うよりは、サルサ・パーティーに行くだけなら練習なんてしない。練習すれば、自分のリードや踊りそれ自体のアラが見えてくる。 1回の舞台は、10回のパーティに匹敵する。今、心底そう思えます。
0コメント