ウキウキツアー、クラクラ限定
8月16日(月)朝、僕が宿を出て、すぐ前の大淀川を渡って最初に向かったのは宮崎県庁だ。まずは、県庁から道路を隔てた東隣の観光物産館の前に店を広げていた「ヘラクレス・ジャパン」の「肉だわら」という商標の肉巻きおにぎりを朝食にする。さすが宮崎、肉巻きにもいろいろある。ここの「しお肉だわら」が、味がしつこくなくてよかった。 写真を撮ろうと県庁の本館に移ると、普段は1週間のうち水曜日だけしかやらない庁内ガイドツアーを、この週は旧暦の七夕を記念してなんと毎日やると言う、しかも僕が県庁に着いた十数分後からだ。僕はウキウキしてツアーの開始を待った。 ガイドをして下さったのは、現在観光物産館にお勤めで、「2007年度みやざき花の女王」の1人でもある甲斐ゆかりさん。流暢でわかりやすい説明の上に、スラッとした居ずまいで浴衣がとてもよく似合う方だった。そして、以前にもここに掲載した、東国原英夫知事の執務室が特別に公開されているのも旧七夕だかららしい。とにかく何でも「限定」に弱い僕にとってはもうクラクラものだ。 左から2番目がゆかりさんです。UMKテレビ宮崎、戸澤愛アナウンサー(写真中央)のブログから拝借。 昼は、県庁から歩いて行ける橘通の「きっちょううどん」宮崎アートセンター店で500円の「デラックスうどん」を食す。街の中心にありながらあくまでもセルフサービスというのが心憎い。 実はこのうどんの下に美味しい「揚げ身」(魚を細かくして、平べったい形にして揚げたもの)が何切れか隠れていたのだが、それはちゃんと盛りつけの際にちゃんと主張した方がいいと思った。 うどんを食べたあとは宮崎神宮に詣でた。うどん屋さんを出た途端、目の前の宮交の停留所に神宮行きのバスが来た、それだけが理由だと知ったら、神様はさぞお怒りのことだろう。でも、宮崎神宮があると知らなければ行こうとも思わなかったのだから、その辺はお許し願おう。 酷暑の8月の昼下がり、訪れる人もさほど多くなく、荘厳を絵に描いたような神社だった宮崎神宮。 さて僕は、神宮から宮交シティまでバスに乗った。そのあと南宮崎駅からJR日南線に乗り、この路線に沿った観光地で、離陸までの数時間を過ごすことにしたのだった。
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