『ペッ』の偉大さ

 かみ様おねがいしますこ年もけんこうでたくさんホムラン打たせてくださいかぞくのみんなにもしやわせにしてくださいかみ様がずっとわたしといしょっにいるようによろしくほんとうにわたしがんばるだから ……このブログを今お読みのあなたに、すっごくお好きな日本人のホームラン・バッターがいるとする。あなたはとある寺社で、彼が書いたとおぼしき絵馬を見つけた。彼は一流選手だから、絵馬に書く内容も、まあ一流とまで言いはしないが、そこそこのものだと予想していた。 ところがなんとその文章は、句読点がなく区切りがなくてどうもすっきりしないだけでなく、漢字やかなの使い方がところどころおかしいばかりか、最後の方がまとまっていなくて、何だか読んでいてイライラさえしてくるのだ。なんで? あれだけバンバンかっ飛ばせるのって、めっちゃ頭よくって、ピッチャーの配球とか読みまくれるからとちゃうかったん? そういうことに使う脳の部分て、文章書くのと別のトコなん? ……8月16日、南宮崎の駅からJR日南線に乗って青島へ、そして歩いて青島神社へ向かった僕は、宮崎で春のトレイニング・キャンプを張るとある球団の絵馬が貼ってあるのを見つけた。そしてそこには、あの有名な南米出身の選手のものもちゃんと混じっていた。ところがその内容がなんと。 日本語で書くとすれば、だいたい今日の記事の一番最初に書いたような感じなんですわ。プント(ピリオド)やコマ(コンマ)がない、或いは単語の最後のSがしばしば書かれていない(*)ぐらいはいいとしよう。それにしたって、最後がうまくシメられていないお願いごとってそもそもアリなん?  それよりも何よりも、あれだけクワドラングラール(彼の国での、「ホームラン」の別の呼び方です)を打ちまくって、「カトちゃんペッ」も「ゲッツ」も憶えて採り入れているくらい頭がいい彼が、なぜそんな文章しか書けないのか、その不思議感が一番大きかった。 これはどうしても、投手の配球を読むのと、ギャグを憶えることに頭を使いすぎて、それ以外のことに神経が回らないとしか考えられない。彼の別の意味の偉大さを垣間見た気がした。(*)彼の国では語末のsの発音が弱い場合が多いので、書く際にも落としてしまう人はザラにいる。日本語の若者言葉の「ったくー」〔=まったく〕などと似た理屈である。  青島の奇勝「鬼の洗濯板」と、空港行きのバス停のすぐ前にあった「藤井商店」。「限定」ハンターの僕は、またここで性懲りもなく「宮崎市内でここしか買えない赤芋焼酎」、「びんろう」を土産として求めてしまったのでした。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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