親分に、あっぱれ!
元ロッテオリオンズ、日本ハムファイターズの監督で、野球評論家の「親分」こと大沢啓二さんが7日、胆嚢がんのため死去した。享年78歳。 監督時代には7度の退場処分を喰らうような性格でありながら(2009年にマーティ・ブラウンに抜かれるまで、監督としての最多記録。ブラウンが「確信犯」だったことを考えると、かなり彼の記録とは意味が違う)、僕が毎週楽しみにしていたTBSテレビ「サンデーモーニング」の「週間御意見番」のコーナーでは、柔和な人柄を表に出した物言いが目立っていた。 あの登場する時の独特の彼の替え歌が聴けないだけでも、僕は淋しくて仕方がない。このコーナーでは、野球選手の訃報が伝えられるたびに「淋しいねえ。だんだんみんないなくなっちゃうよ」とこぼすのが印象的だった親分。まさかご本人がそう言われる立場になろうとは。 「サンデーモーニング」は、9/26と10/3の2週間を連続で休んでおられた。調子が相当悪いんだろうな、ぐらいには考えていたが、こんなに急に行ってしまうなんて……でも、野球人生をこんなに楽しんだ親分に、僕から精一杯の「あっぱれ!」を差し上げたいと同時に、しばらく張本勲さんおひとりの担当になる「御意見番」をしっかり応援していきたい。
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