やっと旅も本番
12/30(木)。朝早く目が覚めた僕は、宿の部屋に未だ眠る妻をひとり置いて街へ出た。 サンティアゴ大聖堂の、イエス生誕の場面の展示。 「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。……御子によって、この世が救われるためである。」(ヨハネによる福音書3章16-17節、新約聖書、国際ギデオン協会、1980)……と、厩の右側の看板には書いてある。 そして大聖堂前のセスペデス公園、翌日の年越しイヴェントのために音響機材が少しずつ運び込まれていた。 朝のひとけのない通り、そして Hotel Casa Granda (カーサ・グランダ)屋上からの眺め。 この日はホテルを出て、日本で紹介してもらっていた casa particular (カーサ・パルティクラール、旅行者のために間貸しをしている家)に移った。日本を出て4日目にして、ようやく旅の本番が始まる気分だ。Baño (お手洗い&シャワー室)が共同ではなくて部屋の中にあるなんて、9年前の「カーサ環境」からは信じられない!(ただし、この5日後、以前ハバナで定宿にしていたカーサを訪れたときに、そこでも同様に「時代は進んでいる」ことを知ることになる。詳しくは後述) 夕方は4時からの音楽と踊りのパフォーマンスを狙って、 Museo del Carnaval (カーニヴァル博物館)に出かける。ここでは、この右端の人が叩いている角錐形のカホンを初めて見た。 オリシャス(サンテリーアの神々)の中でひとり気を吐いていたイタズラ小僧エレグア、そして最後にはやっぱりサンティアゴらしく、コルネータ・チーナ(いわゆるチャルメラ、高く細い音の出る小さなラッパ)に導かれコンパルサが始まった(右端の黒いTシャツが僕だ)。 この日は、翌日朝早くからの市内ツアーに備えて、夜遊びなしで寝た。
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