ハバナに帰省した日

 1月2日の深夜にハバナの国内線ターミナルに着いて、果たしてちゃんとタクシーが待ってるんかいな……てな心配は全く無用で、車は真夜中のカレテーラ(ハイウェイ)を都心に向けてひたすらぶっ飛ばした。 ところが、予約してあったホテルに部屋がなかった。「こどもさんをお連れのお客さまがいらっしゃいまして……」というのがオーヴァーブッキングの言い訳だなんていうのは、僕にだってわかる。そこからタクシー代はホテル持ちで、同じアバグワネックス・チェーンの宿に移動した。海っぺりのこんな感じの爽やかなホテルだったので、ずっとここでもよかったんやけど。 翌1月3日。元の宿に移って(左の写真は宿のすぐ前の道の様子だ)すぐ、「フロリディータ」に向かう。 1回目のハバナで入った「ボデギータ・デル・メディオ」が「モヒートの故郷」なら、この店は「ダイキリーのゆりかご」と呼ばれている。アーネスト・ヘミングウェイが晩年、ハバナに移住した際にこの店に日参したと言われている。  青や緑。型は古いのに、原色に塗り替えられてヘーキで街を闊歩する自動車たち。  噂には聞いていたけれど、やはり本当にあった、まさかの「タンゴの家」。  僕たちのハバナでの常宿、マルゴーの家と、マルゴー自身。「もうかなり年を取っているはずだから、もうcasaもたたんでいるのでは?」との危惧も見事に外れ、僕たちが泊まっていた頃と比べても大充実。いつの間にか冷房完備、お手洗い/シャワー室が当たり前のように部屋についていた。 ホテル・メリーア・コイーバ付属の、「アバーナ・カフェー」(旧パラーシオ・デ・ラ・サルサ)のポスター。ここ以外にもいくつかライヴ会場は回ってみたが、新年ながらこの日は実は月曜。週のアタマはどこのハコも、有名どころが出る催しはどうしたって少ない。 その中でも何とか見つけたのがここ、¡Casa de la Música! 同じ名前のライヴ会場が郊外に昔からあるが、今は都心にもう1つある。僕たちの宿泊先から歩いても行ける距離だった。マノリートたちは、十数年前のメイジャー・デビューの頃から何度も生で聴く機会を得ている。日本でも見ているし、パフォーマンスでも彼らの曲を使っているし、僕のお気に入りオルケスタのうちの1つだ。   左側の写真、奥でteclados(キーボード)を弾いているのがリーダーのマノリート・シモネーだ。 行き慣れた店を訪れ、旧知の友人を訪ね、以前から親しんでいるバンドのリズムに身体を揺らす。ほとんど里帰りしたような気分の1日だった。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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