気分はすっかりイアン・ソープ

 おかげさまで、転職先が決まった(今のところ、「採用」とのお電話をいただいた状態に過ぎないが)。神奈川県内のとある法人の「ジョブコーチ」職で、精神障害・発達障害・知的障害など、障害を持った人が職場に定着することを支援すべく、本人、家族、相手先企業と細かく折衝しながら、事を前に進めていくという仕事だ。 ここは、大和市内随一を誇る引地台(ひきちだい)温水プール。大和駅から真南へ徒歩20分の場所にあるこのプールを、一昨日僕は訪れていた。 障害者地域作業所の所長の職を辞して早10日、全く勤務をしていないわけではないとは言え、非常勤職に変わったが故に労働時間は極端に短く、満足に疲れないことに不満を漏らす自分の身体。それでいて、大学院での研究という新しい生活や仕事探しと、「姿の見えない不安の種」は尽きない。 こういうときはとにかく動かなければ! 停電で休んでいたこのプールも4月上旬には開所したようだったし、大和市に引っ越してすぐの頃に行って以来、十数年ぶりにここへ行くことに僕は決めた。 まずは200mを1本、少し休んで400を1本。両方ともクロールで、計30分弱をかけての泳ぎだった。もっと昔は1kmぐらいヘーキで泳いでいたのだが……まあいいでしょ、大切なのは「今できる精一杯のこと」! 水から上がって、ロッカーから携帯電話を取り出した僕を待っていたのは、数日前に面接を受けていただいた、その法人の方からの留守電メッセージだった。「ご連絡したいことがございますので、折り返しお電話いただけますでしょうか?」 普通に考えたら「折り返しの電話」をさせて「アンタ不採用ね」と言うということは考えにくい。僕はプール入口のロビーで2~3度深呼吸をしてから、着信履歴に残っていた番号に発信した。 勤務は5月1日から。詳しいことは数日中に郵便で送る……とのことだった。最初の電話をいただいたのは、ちょうど時間的には2本目の400mの半分あたり、僕の頭の中で、安部憲幸アナウンサー(元・ABC朝日放送)か誰かが「ここからが、最近のこの選手にとっては未知の領域です!」と大げさに叫んだ瞬間やったな。 最初の面接を受けたのが2月5日(その後2次面接まで行ったがこの事業体には不採用)で、それから2か月以上にわたる、長く地道な闘いにようやく終止符が打たれた。とは言え重要なのは、大変なのはこれからだ。前(今)の仕事で、障害者本人や家族はもちろん、就労先・訓練先の事業所の人ともたくさん話してきたし、一緒にたびたび仕事もしてきたが、それをいかに柔軟な頭で生かすことができるのか、それはもちろん「これから」の大きな課題なのだ。 お付き合いがほとんどない相手とでも、いや、その日初めてフロアで見かけたひととでも、音声ではない言葉で、リードしてファローすることができる、それがペア・ダンスの醍醐味の1つだ。これって、障害者に対する福祉/就労支援と、結構共通したところを持っている……最近つくづくそう感じるのは、求職活動で、冷静に自らを見つめざるを得ない状況に導かれたからだろうか?

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

0コメント

  • 1000 / 1000