4度目の挑戦
1回目は、六本木のサルサ・スタジオでレッスンが始まったから出てみた。好調に続けていたが、確かそのレッスンが僕の出られる時間から外れたのが理由で、辞めざるを得なかった。 2回目は、地元中央林間のバレエ・スタジオ。フットサルでアキレス腱を切る怪我をして、数回分のレッスン・チケットを余らせたままフェイドアウト。 3回目、職場近くの藤沢でのレッスン。毎週1回仕事帰りに通うつもりだったが、残業が多くなり断念。 僕が師と仰ぐオルランド・ソトロンゴも、アルベルト・ロマイも、ジョルジュ高橋も、皆「バレエは全ての踊りの基礎だ」と口を揃えて言う。また、REINAさん、長谷部美樹ちゃんら、僕が美しいサルサを踊ると感じるダンサーたちは誰も、バレエの素養がある人ばかりである。ならばバレエをやるしかあるまい。これは、僕の10年がかりの課題なのだ。 とは言えご存じの方も多いと思うが、「大人の男」がバレエを始めようと思うと、まず「大人のバレエ教室」で検索をかける。そして、ヒットしたサイトを注意深く、注意深ーく吟味して「大人の男性」も受け入れているかどうかを調べる。男性がレッスンを受けている写真がサイトに載っていたり、男性受講者の声が掲載されていたりすればとりあえず本物だが、それにしても受け入れてくれるレッスンは週に1回か多くて2回、参加している男性は僕1人だけ……というのが(少なくとも僕の知っている)「男でも通える教室」の実情だった。 ところが去年の末、そろそろまたバレエを再開したいと考えていた僕の目に、ズバリこう標榜するバレエ教室のサイトが飛び込んで来たのだ。「男性の初心者でも通える教室」「大人になってからバレエを始める初心者に優しいスタジオ」「決して未経験者の方を置き去りにしない教室」……そして僕のレベルの「入門A」が、横浜・野毛、渋谷、品川、中目黒、秋葉原の5教室で1週間なんと計25コマ!(もちろんどれにでも出席可) その名は、「バレゾナンス東京バレエスタジオ」だ。 キャバレー・ダンス・コンペティションも終わって一段落した4月に一度体験レッスンを経て、5月に入会。以降、月4回の月謝制(自動引落)にして続けている。 同じ「A」とは言っても、講師によって内容や力点の置き方に差があって興味深い。本当は、気に入った先生の同じレッスンに続けて出るのが一番の上達の近道だが、そうしなくてもとりあえず今日まで3か月続いてきたことも、また興味深い。 今の僕の一番の課題は、5番ポジションの後ろ側の足をしっかり開くこと、それとクッペとパッセで(できるだけ)踵を前に出すこと。後者は、正直言うと身体の構造上無理でしょ、て気がすっごくするねんけど、足先でこれをやるわけではないところまではわかるので、もうちょっとできそうな気がするのだ。 浅草サンバもあるし、さすがにいきなりの発表会出演(9月)はパスしたけど、たぶん来年は……。 自分がバレエしてるとこの写真なんてないんで、4年前の夏に妙高高原の吊り橋で、パッセしてるつもりで撮ったヤツを1枚。
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