一枚の楽譜

 他に「自分が初めてしたこと」はたくさんあるはずなのに、それらのうちで憶えていることが限られているのはなぜなのだろう、とときどき考えることがある。僕が小学生の頃初めて自分の小遣いで買ったレコードは、1970年代に活躍したフォーク・グループ、「ガロ」の「一枚の楽譜」(1973)だった。 捨てようこの歌 誰にも聴かさずに ふたりの愛の想い出に捧げて ちぎった楽譜は花吹雪 川面に舞い落ちる もう二度とは還らぬあの頃 ふたりは愛して生きたよ いま改めて振り返ると、え、これが小学校5年だか6年だかのガキんちょが買うたレコードの歌詞?と思うが、アレンジは間奏にトランペットなどが効いていて、結構カッコよかったのだ。 このグループのメンバーだった堀内 "Mark" 護さんが、今月9日に病没した。享年65歳。 あまりにも印象的な「一枚の楽譜」の、全手描きジャケット。右端がマークさんだ。中央が、現在も精力的に活動中の大野 "Vocal" 真澄さん。発売から40年にしてやっと今、当時と同じくメロディ楽器はできないけれどパーカスは演るようになった僕は、ここに描かれた五線譜が実はこの曲の「楽譜」だということを知る。 以下、マークさん逝去の参考記事です。合掌。ガロ・堀内さん、12月上旬に死去…関係者に「胆嚢手術した」サンケイスポーツ 12月11日(木)7時0分配信 1973年の大ヒット曲「学生街の喫茶店」などで知られる3人組フォークグループ、ガロ(解散)の元メンバーでミュージシャン、愛称マークこと堀内護(ほりうち・まもる)さんが今月上旬、病気のため死去していたことが10日、分かった。65歳だった。詳細は11日に発表される。 関係者によると、堀内さんは昨年ごろ体調を崩し、先月には関係者に「胃痛がひどい。検査の結果、胆嚢が悪く手術した。ライブをしたいが、周りに迷惑もかけるし腹痛で歌うのが困難…」という内容のメールを送るなどしていた。 堀内さんは76年のガロ解散後、ソロ活動を経て一時実業家に転身。オートテニスセンターを経営するなどしたが、2007年にライブ活動を再開した。 3年前からは東京・江東区のコミュニティーラジオ局「レインボータウンFM」でパーソナリティー、土田孝(63)の番組に毎月レギュラー出演。昨年9月には37年ぶりのニューアルバム「時の魔法」を発売した。最近も「ユー・アー・ザ・ウィナー」というタイトルの歌を作曲し、「来年、誰かに歌ってもらいたい」と楽しみにしていた矢先だった。 ガロは堀内さんと日高富明さん(86年死去、享年36)、大野真澄(65)=歌手活動中=で結成。73年の第24回NHK紅白歌合戦に初出場して「学生街の喫茶店」を披露したが、76年に解散している。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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