20年
「あの日」から、ちょうど20年が経った。 当日の朝、いつも聴いていたラジオ番組でジョン・カビラさんが話す様子が普通ではないので、慌ててテレビを点けた僕の目に、阪神高速道路の高架橋が崩れている映像が飛び込んで来たときの衝撃。 地震のおよそ10日後の西宮市にたまたま入る機会があって(地震の前に帰阪する予定がもともとあった)、街を目の当たりにして途方に暮れるしかなかったときの不安。 そして、その後被災現地を通るたびに、新しい建物が増えていくのを見たときの不思議な感覚……。 そんな、自分自身が感じた「あの日と、その後」、そして様々な形で被災した人たち(もちろんその中には僕の友だちが何人も含まれている)に、今日はひとり静かに、思いを寄せたい。 上に書いた「新しい建物が増える」1つの姿を見つけたので、神戸新聞社のサイト「神戸新聞NEXT 【特集】阪神・淡路大震災/まちの譜―被災地 20年前と今」から拝借した。写真は芦屋市津知町周辺の、それぞれ1995年1月18日(地震翌日)と2014年12月10日の画像で、ページには「芦屋市津知町は93%の建物が全半壊した。住民が避難生活を送った公園では毎年、追悼式が行われ、記憶の継承に努めている」と説明がある。
0コメント