キューバン・ジャズな国民の休日
このブログの5/23の書き込みで言及したドキュメンタリー映画 "Cu-Bop"(キューバップ)の、東京・渋谷での14回だけの期間限定断続上映会の最終回に行った。 ハバナに住むベテランジャズ・サクソフォニスト、セサル・ロペスとニューヨークで活動を続ける若きピアニスト、アクセル・トスカとの邂逅を軸に描かれるこの映画、予想に違わずライヴのシーンがやたらと長い。演奏とハバナ、カマグウェイ(キューバ)やNYの街の風景がサンドウィッチされつつ物語が進行するという感じだ。ソンを中心に扱った「ブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブ」に比べれば相当ジャズ寄りの作品だが、当然底にはヨルバー、アバクワーといった伝統音楽のリズムが流れていて興味深い。 ずっと伏せられていた「最終上映ならではの特別ゲスト」とは、なんと映画本編の主役、マエストロ・セサル・ロペス、その人! しかも、上映を前に会場「アップリンク・ファクトリー」1階のレストランで夕食を食べていたら、隣のテーブルに彼がいるし! 上映に続く制作関係者のトーク、そしてシメはセサルのソロ演奏を2曲ほど。音の響きが空気を通じて直接伝わってきたり、彼が息を吸う音が聞こえてきたりするのにしびれてしまった。 ゲストを迎えての上映会はこれで終わるが、10/10(土)からの同館での一般上映が決まっている。おそらくレイトショウ1回のみからのスタートにはなると思うが、まだ観ていない人はぜひ。キューバのダンス・音楽・文化一般は言うに及ばず、同国の経済事情や米キュー関係などに興味がある人にもオススメの映画である(あと、首都圏以外での上映を望みたいところやけど)。 そうそう、ちゃんとエンドロールに僕の名前、出てきますよ! 本名の部分にちょっと間違いがあったのはご愛敬。あやこちゃん(映画制作の二田綾子さん)と付き合いは長いけど、ずっと「千兵衛さん」としか呼ばれてけえへんかったからなあ……(>_<)
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