時代を超えた夢のオールスター
日本テレビが、1953年のプロ野球中継開始(NHK、民放とも)から今年で60年を迎えるのを記念して、ネット上で「ベストナイン国民投票」を実施している。各ポジション別に合計11人(投手は先発と中継ぎ・抑えで1人ずつ、そして指名打者も加わるためベスト「イレブン」になる)の選手を投票するもので、集計結果は8月29日(木)の開局記念ナイターで発表されるという。早速、僕の記憶をたどって投票してみた。 僕にとっての最強チームは、1989年の近鉄バファローズの優勝メンバーだ。以前もこのブログに書いたが、当時のスターティング・ラインナップは今でもそらで言える。まずはその中から「最強の1・2番」大石・新井両選手と、恐怖のホームランバッター、「4打数連続」で渡辺久信投手を西武球場のマウンドにへたり込ませた、ブライアント選手を選んだ。 金田さん、稲尾さん、村山さん……他にすごい投手はいくらでもいたとは思うが、自ら間近で観た驚きが強いので(90年西武球場での西武戦、1回裏3四球の後の3三振と内野ゴロ)、投手は野茂選手。近鉄が好きなので、逆に「あの試合」(1979年日本シリーズ最終戦)の印象で、ベストクローザーは江夏投手。ホームラン55本の日本記録の3人をどうしても入れたかったので、王選手、ローズ選手、カブレラ選手はこういう組み合わせになった。 あと1974年の「永久に不滅です!」を生中継で観ていたので当然長嶋さんは入れる。初めて観に行ったプロ野球の試合(大阪球場、南海・近鉄戦)でグランド・スラムをかっ飛ばしたノムさんももちろん欠かせない。 あと、ショートストップで記憶に残る人ってあんまりいてへん……江夏さんにスクイズ外された石渡茂選手は、その年1979年、遊撃手部門でベストナイン受けてるけどね。ここは、渋い打撃でありながら首位打者も取った、70年代タイガースの不動のショート、藤田選手かなあ。 この人たちで打順を組んでみると、こんな感じになるでしょう(所属球団名は日本プロ野球での現役選手時代のもの)。2B 大石大二郎(近鉄)CF 新井宏昌(南海・近鉄)1B 王貞治(読売)3B 長嶋茂雄(読売)RF カール・"タフィ"・ローズ(近鉄・読売・オリックス)DH アレックス・カブレラ(西武・オリックス・福岡ソフトバンク)LF ラルフ・ブライアント(中日・近鉄)C 野村克也(南海・ロッテ・西武)SS 藤田平(阪神)P (Starter) 野茂英雄(近鉄)P (Closer) 江夏豊(阪神・南海・広島東洋・日本ハム・西武) ラルフが7番なのは今風やからええとして(下位に長距離打者を置いて打線にもうひと山持って来る)ノムさんが8番とは、何と贅沢なオーダーなんでしょ……いずれにせよ、これが僕にとっての「時代を超えた夢のオールスター」ということになります。8/29の結果発表が、6月の「ナントカ総選挙」よりも、楽しみー。
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